こんにちは。
(朝から書き始めたのこんな時間になってしまいました。

今日は、AGAについて。
当院でも、発売当初から取り扱っているプロペシア、そして、ザガーロ
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ひと昔前ですと、AGA(男性型壮年型脱毛症)は
遺伝性が強くあり、養毛剤等では有効性に限界のある状態でしたが
これらのお薬のおかげで随分光明が見えてきた分野です。

最近では、保険財政が厳しいことを理由に
特に、外観やイメージと直結するはずの、皮膚の正常でない状態では
当たり前のように保険の対象から外されてしまいます。

私個人は、その線引きや区別に納得はしておりませんが。

日本では、頭髪って差別の対象になり得ますよね。
例えば近視や自律神経失調症、ストレス性胃炎、遺伝性の肥満などの
診断検査や投薬って保険外なんですか?と思います。

皮膚科は、そのような事情もあり、保険診療と保険外診療
(一応美容診療ということになるのでしょうか。)
を両方取り扱う医療機関が、否応なく多くなってしまいます。

AGA(男性)に関しては、内服で
プロペシアで約80%の方に現状維持効果(増毛効果は50%位)
ザガーロでは約70~80%の方に増毛効果が報告されています。
(際限なく増え続けるという意味ではありません。)

当院の特徴として、両薬品とも信頼のおける卸さんの協力も得て
出来るだけ費用を安く提供できるよう心がけています。
プロペシアにあたっては、後発品も吟味し
富士化学の国産品を直接納入し、出来るだけ底値で提供できるようしております。finasuterido1

ミノキシジルとの併用は若干の効果上乗せ効果が報告されて
いますが、永続的な費用を考えると費用負担対効果に乏しいと思います。

初診料で850円程度追加でかかりますが
再診料などは一切かかりません。(お薬代だけです。)
そして、薬局に行かずお薬はすぐ院内でお渡しします。

つまり、わざわざAGA専門クリニックに行く必要はありません。
一見安そうでも、過剰な費用がトータルではかかるはずです。

内服で、万が一異常を感じることがあったら、しっかり
保険で診察検査を行いますのでご安心ください。

ところで、保険診療もそうですが、最近思うこと。
権力をつけると、上から目線で勝手なルールで縛って嫌ですね。
ルールには、従いますが、そのルール本当に妥当性ありますか。
って聞きたくなります。(2年ごとにかわる診療報酬とか。そのための
ロビー活動とか。)

私個人、権力的な立場には決してつかず、一医師として、底辺からの
皮膚科医療をご提供したいと強く思っています。
(いい年こいて、残念ながらロック魂衰えません。
そして、女性の薄毛なんとかしたいです。