こんばんは。

今日は、表題の件について。少し真面目に
まず、当院は、パッチテストを基本結構行っております。
目的は、日用品のアレルギー検査目的が主です。
花粉食品等は基本、血液検査です。

金属パッチテストも行っていますが、必要に応じてです。
最近は、誤解されているケースも多くあります。
例えば
歯科医師から、金属を充填したいが、将来大丈夫か検査してきて
もらいたいと指示され受診されるケース
そもそも陽性率の問題もありますし、現時点で陰性でも、
充填することで、将来陽性化することの可能性を広げる
こともあります。すると、ちょっと意図がずれてしまいます。
赤ちゃんに花粉症の検査して、将来を予想するようなものかと。

近くの歯科医の先生から聞いた情報では、もしも陽性の場合
金属以外の成分が保険適応になるとのこと。
その意味では、陽性になれば利用価値もあるかもしれません。
がんばって、行いましょう。

ただ、患者さん側の日常の制限と準備する医療機関側の
準備や日程調整が必要な検査であることは知らずにという
ことが結構多いです。test


そして、金属アレルギーと他疾患の関連性
(皮膚科だと扁平苔癬とか掌蹠膿疱症とか)の検討になると、私自身は、
大学病院レベルの対応が必要かと考えますので
そのまま、ご紹介となります。

また、アレルギー科の標榜ですが、開院申請時には
皮膚アレルギー科などの混在した標榜名が保健所で受付てもらえませんでした。

当院は、皮膚のアレルギー科です。
アレルギー疾患は多岐にわたりますので全て
例えば、喘息や肺炎、腎炎などの精査は行えません
(一般的な知識はあっても)

花粉症の診断や処方までならお受けできます。
(ただし、皮膚科的な立場から、点眼、点鼻は防腐成分にどうしても敏感になりますし、
 各専門医での感染性疾患等の鑑別をして頂いた方が良いと思います。)

そして、今日少し困ったケースが。
当院では、主訴に対し全く治療歴のない患者さんから、
”当院での治療必要がないから、どこどこのどの先生に紹介状を書いて
くれればいい”と。
確かに、大病院は、紹介状が必須です。
理由は、より高度な医療に専念する位置づけの医療機関だからです。
したがって、いきなり形式だけの、要求紹介は当院ではお受けできません

さらに、今日はこんなケースも。
ある症状で大学病院を受診したが、難しい症例なので
皮膚科を受診するように言われた。
同じ大学病院の中に、皮膚科はあるが、紹介は出来ないので
まず近くの皮膚科に行って、改めてその同じ大学病院皮膚科への紹介状を書いて
もらえとの指示とのこと

出来るはずです。同じ大学病院内の他科への紹介。
そして、その方が、高次かつスムーズなはずです、情報も。
間に挟まれた患者さんの立場を考えると、、、