こんにちは。
昨日の外来も含め、時々混乱する話です。
実は、表題にきっちりとした区分けは存在しません。
学会レベルだとなおさらです。
抗加齢学会、美容外科学会、皮膚外科学会など。
患者さん側からは残念なことですが、医師は、何科でも標榜していいことになっています。
そして、今の国は、そのような医師を育てようとしています。
なんでもできる医師。理想ではありますが、医師も人間です。
相当、疑問です。
言うのは簡単。
やるほうの若手医師たちの勉強量のこと。
勤務の膨大さ。
そして、その責任の所在。
そんな国の勝手な医師の理想像のために
つめこまれる教育量。
少なくとも私は、よぼよぼになっても、若手医師の手助けは
私でよければしていくつもりです。
そして、全ての臓器の医療を一人の医師の判断にまかせる
総合かかりつけ医という制度には反対しています。
そもそも、私が開業しようとした18年前は、標榜できる科は
国でかなり制限していました。
その後、改正がありましたので
現在は
皮膚科・小児皮膚科・皮膚アレルギー科・美容皮膚科・形成外科を
申請登録しております。
おおまかに以下イメージだと思います。
◎皮膚科◎
ずばり、皮膚科の保険診療を主に行う科。当然ながら
通常、皮膚科専門医が、行うことが一般的です。
◎小児皮膚科◎
皮膚科専門医の中で小児も、診察お受けできますということです。
◎美容皮膚科◎
原則、保険外診療になりますが、美しい容姿を目指し、皮膚に精通した
研修(皮膚科、形成外科など)後医師のもとで、知識、機器、施術での応対します。
医師の管理下、有資格者が行うことも認められています。
ただ管理医師が、皮膚科専門医でなく、他科の先生が行っている場合もあります。
◎美容外科◎上記、美容皮膚科の中でも、切開などの手術的要素の強い治療を
行っているという意味です。
◎形成外科◎疾患を対象に、原則、保険診療を中心に、よりきれな仕上がりを
目指して、主に外科的手法で治療を行っているという意味です。
原則、形成外科専門医か皮膚科手術研修の受けた医師が行います。
◎美容整形◎ これは、大手チェーンクリニックがよく、標榜する科ですが、
私も、良くわかりません。
ただし、整形外科とは、全く違う要素ですのでご注意ください。
(整形外科にはしっかりとした専門医制度があります。)
専門医制度自体、変革期ですが、皮膚科系できっちりとした、
研修期間や論文発表、学会発表、手術歴のレポート提出と
厳正なる試験(記述・口頭試問)形式で行われ
更新基準がしっかりしているのは、
皮膚科専門医と形成外科専門医と思われます。
当院は、皮膚科専門医です。
皮膚に精通する知識をもとに
一般皮膚科、小児皮膚科、美容皮膚科、形成外科、皮膚アレルギー科としての
診療を行っております。
保険診療が中心ですが、現在では、自由診療の美容皮膚科の範囲をかなり拡大し、
スタッフ、技術、機器とも出来るだけ幅広く応対できるよう日々充実を図っています。
美容整形、美容外科は、全国的な広がりの中で、宣伝の結果(違法的?ですが)、
人手不足もあるかと思いますが、研修医がすぐ院長、担当医の全国転勤体制、皮膚と全く縁のない、
精神科医や耳鼻科医までが美容を担当していることもあります。
実際のところ、どんな経歴でだれが担当、どんな方法でなどの情報は、少なくとも私にはわかりません。
ただ、何故か財力はありますので、機器は豊富で、機器の性能選びは多彩です。
また、皮膚科という標榜は、他科の追加で良くみられますが、(例えば内科、皮膚科など)
皮膚科専門医になるにあたり、手術も含め、多くの症例経験
学会、症例報告など、皮膚という最大の臓器を、深く広い知識が必要になります。
他科のついでにできるかは、少々疑問です。
皮膚疾患にあたり、治療を希望される場合は
ご参考の上、最寄りの皮膚科専門医をご利用ください。
以上、私見です。
もしかしたら、消化器が専門でも、皮膚科専門医より優れた皮膚診療が
出来る医師も多数いらしゃるかもしれません。
話は変わりますが、やはり残暑です。
カクテル点滴ご好評です!!!!
お気軽にご予約ください。
疑問 第 114弾 ”大学病院受診したが、美容外科で取ってもらった方がきれいにとれるよ?”
という、アドバイスをいただいて、当院を受診していただきました。
受診された大学病院は、八千代市内の形成外科とのことでしたが。
上口唇上の皮下腫瘤1cm大で、確かに当院でもとれますし
他の方たちも取って、ご納得いただける経過の方は多いのですが、
わざわざ大学病院より、転院してまで、きれいに治すとなるとちょっと
精神的ハードル感じます。
そして、決定的なのが、新宿在住のため術後の通院も無理とのことでした。
ご希望に沿えずも申し訳なく存じます。
きれいに治す、ポイントは、切除、再建技術や機器とともに
それよりも、経過フォローや術後の安静度合いが重要だと考えております。
昨日の外来も含め、時々混乱する話です。
実は、表題にきっちりとした区分けは存在しません。
学会レベルだとなおさらです。
抗加齢学会、美容外科学会、皮膚外科学会など。
患者さん側からは残念なことですが、医師は、何科でも標榜していいことになっています。
そして、今の国は、そのような医師を育てようとしています。
なんでもできる医師。理想ではありますが、医師も人間です。
相当、疑問です。
言うのは簡単。
やるほうの若手医師たちの勉強量のこと。
勤務の膨大さ。
そして、その責任の所在。
そんな国の勝手な医師の理想像のために
つめこまれる教育量。
少なくとも私は、よぼよぼになっても、若手医師の手助けは
私でよければしていくつもりです。
そして、全ての臓器の医療を一人の医師の判断にまかせる
総合かかりつけ医という制度には反対しています。
そもそも、私が開業しようとした18年前は、標榜できる科は
国でかなり制限していました。
その後、改正がありましたので
現在は
皮膚科・小児皮膚科・皮膚アレルギー科・美容皮膚科・形成外科を
申請登録しております。
おおまかに以下イメージだと思います。
◎皮膚科◎
ずばり、皮膚科の保険診療を主に行う科。当然ながら
通常、皮膚科専門医が、行うことが一般的です。
◎小児皮膚科◎
皮膚科専門医の中で小児も、診察お受けできますということです。
◎美容皮膚科◎
原則、保険外診療になりますが、美しい容姿を目指し、皮膚に精通した
研修(皮膚科、形成外科など)後医師のもとで、知識、機器、施術での応対します。
医師の管理下、有資格者が行うことも認められています。
ただ管理医師が、皮膚科専門医でなく、他科の先生が行っている場合もあります。
◎美容外科◎上記、美容皮膚科の中でも、切開などの手術的要素の強い治療を
行っているという意味です。
◎形成外科◎疾患を対象に、原則、保険診療を中心に、よりきれな仕上がりを
目指して、主に外科的手法で治療を行っているという意味です。
原則、形成外科専門医か皮膚科手術研修の受けた医師が行います。
◎美容整形◎ これは、大手チェーンクリニックがよく、標榜する科ですが、
私も、良くわかりません。
ただし、整形外科とは、全く違う要素ですのでご注意ください。
(整形外科にはしっかりとした専門医制度があります。)
専門医制度自体、変革期ですが、皮膚科系できっちりとした、
研修期間や論文発表、学会発表、手術歴のレポート提出と
厳正なる試験(記述・口頭試問)形式で行われ
更新基準がしっかりしているのは、
皮膚科専門医と形成外科専門医と思われます。
当院は、皮膚科専門医です。
皮膚に精通する知識をもとに
一般皮膚科、小児皮膚科、美容皮膚科、形成外科、皮膚アレルギー科としての
診療を行っております。
保険診療が中心ですが、現在では、自由診療の美容皮膚科の範囲をかなり拡大し、
スタッフ、技術、機器とも出来るだけ幅広く応対できるよう日々充実を図っています。
美容整形、美容外科は、全国的な広がりの中で、宣伝の結果(違法的?ですが)、
人手不足もあるかと思いますが、研修医がすぐ院長、担当医の全国転勤体制、皮膚と全く縁のない、
精神科医や耳鼻科医までが美容を担当していることもあります。
実際のところ、どんな経歴でだれが担当、どんな方法でなどの情報は、少なくとも私にはわかりません。
ただ、何故か財力はありますので、機器は豊富で、機器の性能選びは多彩です。
また、皮膚科という標榜は、他科の追加で良くみられますが、(例えば内科、皮膚科など)
皮膚科専門医になるにあたり、手術も含め、多くの症例経験
学会、症例報告など、皮膚という最大の臓器を、深く広い知識が必要になります。
他科のついでにできるかは、少々疑問です。
皮膚疾患にあたり、治療を希望される場合は
ご参考の上、最寄りの皮膚科専門医をご利用ください。
以上、私見です。
もしかしたら、消化器が専門でも、皮膚科専門医より優れた皮膚診療が
出来る医師も多数いらしゃるかもしれません。
話は変わりますが、やはり残暑です。
カクテル点滴ご好評です!!!!
お気軽にご予約ください。
疑問 第 114弾 ”大学病院受診したが、美容外科で取ってもらった方がきれいにとれるよ?”
という、アドバイスをいただいて、当院を受診していただきました。
受診された大学病院は、八千代市内の形成外科とのことでしたが。
上口唇上の皮下腫瘤1cm大で、確かに当院でもとれますし
他の方たちも取って、ご納得いただける経過の方は多いのですが、
わざわざ大学病院より、転院してまで、きれいに治すとなるとちょっと
精神的ハードル感じます。
そして、決定的なのが、新宿在住のため術後の通院も無理とのことでした。
ご希望に沿えずも申し訳なく存じます。
きれいに治す、ポイントは、切除、再建技術や機器とともに
それよりも、経過フォローや術後の安静度合いが重要だと考えております。