5ennこんばんは。

今日は、皮膚科の話なしです。
そしてちょっと湿っぽいです。
スルーしてください。

新紙幣も発行されるようですが、いつも5円玉と1円玉
使いにくいなと感じていました。
そして、キャッシュレスが当たり前でいずれ10%が定着すると
1円や5円の存在意義は、なくなってしまうのでしょうか。
自分とかぶります。

私の父の大切な服の中に5円玉
それもひもをつけて、ポケットに大切にしまっているのを
亡父の最期の時に発見しました。
父のことだから、"ご縁”を大切にしていたのかなっと
その時は思っていました。

でも、ある記事を読んでいて、違う意味があることに
気づきました。
稲穂は農民、真ん中のギザギザはギア(車)で工業労働者
横線は海、つまりは漁民。
戦争で、国中焦土化した日本を、農民、労働者、漁民が一体
となっていい国を作ろうとの願いをこめたデザインだとのことです。

これを知ってから、5円玉が使えなくなりました。
戦争ですべてを失い、
そして近い親戚もいない為に、家庭内でも孤独な立場の父を今感じます。
民のためにと言っていた父の気持ちがわかるような気がします。

必死に、無一文から私たちのために、仕事をしてくれていたことに
感謝というより、
自分がしてきた行動が大変申し訳なく、どうやって今お礼を伝えるべきか。
先日、お彼岸に1人お墓参りは行きましたが、
父の孤独と生前の行動の意味がわかりはじめました。

反抗期の子供にとって、父は単なる邪魔者。
配偶者にとっては
”亭主元気で留守がいい”っていいますものね。

私の不徳が、自分に返る。仕方ありません。
でも、父には、何とか恩を返したい。
今は、まず5円玉の精神を貫き、一人の民として
平和な世界を子供たちに、継承していかなければと思います。