こんにちは。

皮膚科総合クリニックを目指している以上、
その分野は、保険診療であろうとなかろうと
出来るだけ応対したい という 当院のそもそもの方針があります。

一方で皮膚科医である前に、1医師として、1医療機関として、
もっている機器、技術、知識は提供したいと思っています。
特に今回の、社会情勢に直面して、
ブログをさかのぼっていただければわかりますが、
全自動PCRセンターの採用と稼働の提案、
自院としての、PCR診断の受け入れ案内などを行いましたが、
機器の方は、厚労省の承認がとれないことで却下され
PCR診断ついては、ご存知の民間の格安PCRセンターの開業もあり
当院への需要がなく、閉鎖となりました。

そこで、ワクチン接種には、費用等も全くわかならい中、いち早く手を挙げ、
実質、かかりつけ関係なく広く接種を行っております

発熱外来に関しては、検討しましたが、
医師や看護師というだけで、その分野の専門的な知識、技術、機器を
持ち合わせていない中で、形態だけ提供しても、PCR同様の必要性だと考えています。
一方で、皮膚科医療を必要として頂いている方々は多くおられます。

皮膚科の多くは、皮膚科医療に専念できている中で
当院をご信頼いただいてかかりつけにされている方々ばかり
ワクチン接種等のため、一般受診の機会を制限する事に
これ以上の負担をかけられないという判断もあります。
皮膚科的急病は、ほぼ全てお受けしてきています。

その中でも、これからの季節を考えたとき、
当院として、例年行っているインフルエンザ予防接種について、
がんばっていらっしゃる内科系の医療機関への負担軽減が出来ないかを考え
大幅な配給の増数の提供を依頼しました。
医療全体として、どこの役割を担えるかを考えたからです。

私見としては、今年は、特に大切な位置づけになると考えており、
迅速に幅広く提供すべきだと考えたからです。
治療より予防、特に感染症は、今はそこに重点があり、
私たちにも出来ることがあると判断したからです。

結論は、増数どころが去年より減数とのことです。
配給されなければ、出来ません。

やれないもんやれっと言われたり、
やれることややりたいことやるなと言われたり。
その線引きが、、、、。

減数ですが、当院のこだわりチメロサーロ(防腐剤)フリーのシリンジタイプ
何故か、針は、別途購入にはなりましたが、確保はいたしました。
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少数ですので、すぐに在庫が切れてしまうと思いますが、
予約が出来るようになりましたら、HPとブログ、
ツイッターに載せますね。

だまって、皮膚科だけやってろ。
という意味なのかもしれませんが、
可能なことは、今後もしていきたいと思います。
ワクチン接種を個別で行うことは、特に、皮膚科にとっては、
経営上は、不利であるとはご理解ください。
自動車屋さんに、自転車屋さんの役割をしてくださいと
頼まれているのと同じです。

もちろん、皮膚科的にも、保険診療、自由診療の幅を
どんどん広げていきます。